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tieckP実験工房

書きたいことを書いてたら 今日も坂道のことばかり。

メモ

山下さんの卒業は、いつ来てもおかしくなかったし、一人のタレントとしていつでも成功していけるので驚きはなかった。どう言ったらいいのだろう、他にもタレント性のあるメンバーはいるけれども、卒業を「考えないようにする」かということで言えば、山下さんの卒業には備えていた。

ブログの文章など美しく、本当にアイドルを勤め上げたというところ。休息してからの第二章が楽しみ。お疲れ様でした。

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メモ

岸くんの活動辞退。彼女のために仕方ないことだと思う。休養しているときに、みんなが忘れていないでくれることが励みになる人もいれば、ますます自分が期待に応えられないことがつらくなる人もいる。岸くんはどちらかと言えば後者なのだと思うから、戻ってくるという期待ができないところまで行くことを決断しないといけなかった。

大学だっていくらでも通えない学生が出てくる。ただ授業に出るだけの、それができない。それに比べたら坂道のアイドルなどはずっと負担が大きく、ただその代わりに応援だったり、もちろんお給料だったり、いろんなリターンがあって。でも無理をして続けることではない。

彼女はゆっくり時間を使って幸せにたどり着けばいいし、他のメンバーは十分に愛情を伝えてきていて、岸くんの活動辞退は別の原因だから、無理かもしれないけれどもファンも含めて気にしすぎない方が良い。その方が岸くんも気楽だろう。

良い決断がなされた、それが発表された良い日だったのだ。そう思うほかない。

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日向坂メモ ひなリハ

「アディショナルタイム」のひなリハを見て驚いてしまったのは、高本さんがずいぶん勘の良いダンスを踊っていたことで、今まではいちおう踊っているものの、他のメンバーに比べてさまになっている感じではなかったけれども、今回は(全体ではないとはいえ)同レベルで踊っているせいで、元々のスタイルの良さでとても良いパフォーマンスに見える。正直、これだけ歴の長いアイドルなのでこの段階で上手い高本さんを見るとは思っていなかったので動揺している。マイクを返すのに失敗してるくらいで良いダンスを踊っている。ついでに実はかとしさんも身体能力を活かしたごまかしダンスのことが多いけれども、今回はすごく丁寧に踊っていて、そのせいでセンターの金村さんが霞んでいるほど。1期生も日向坂の現状に思うところがあるのかもしれないし、紅白に落ちた無念をここにぶつけているなら、やっぱり1期生さんすごい。もちろん松田さんとか富田さんもすごいし、前も書いたけど山口さんも過小評価。

ついでに4期生で誰が上手いか論争には入りたくないけれども、個人的に藤嶌さんはただ愛嬌の作用として説明するのでは説明しきれないくらいエモさが伝わってきて、それは実は身体能力なのではないかと思っている。要するに、膝の力で、彼女が4期で一番跳躍力があり、ハードルも跳べるのはご存知の通り。櫻坂で一番ダンスが上手いところまで行った小林さんも初期から膝の使い方が上手かったので、藤嶌さんも未経験スタートだけどもしかしたらもしかするかもしれない。

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坂道メモ 新参者たち

新参者たちについて

3坂道は、全体としては何度も、あるいは常に比較され続けてきたけれども、「ほぼ同期」ということで比較されてきたことはなかったように思う。正確には合同オーディション組は比較されたけれども、上村さん一人しか日向坂に入らなかった合同前期は三坂で比較されたとは言い難いし、研修生組は、一緒にツアーを回った印象の方が強いし、個々のグループでは加入人数が少なかったので、大きな影響力とは言えなかった。

今回の新参者には、その前に日向坂の4期がTBSのセルフドキュメンタリーで他の二坂とどうしても比べてしまうと述べたところから、比較の構図がもたらされたようにも思える。ある意味では、ならいっそ比較させてやるぞ、今回はどこも10人を超える規模だから横一線で比べられるだろう、という公式の挑発とも言えるのが「新参者」ライブなのだろう。だから、僕も比較というわけではないけれども、それぞれのイメージを書いておこうかなと思う。


まず乃木坂5期生。これは本当にすごい。ピンで売れそうなメンバーが圧倒的に多い。個人的に坂道などの大人数アイドルの仕組みは、「まず人数多いから見てみてよ」と客を集めて、その中からそれぞれが自分の推しを探すことで、ピンで売るのには向かないけれども魅力のあるひとに人気が出るというものだと思っていて、そこが個人的に好きでもある。

僕が推していた深川さんが、ピンのオーディションに受かったかと言えば疑問だし、そもそもAKBの前田さんだってピンでは売れないだろう。だから、ここで言うピンで売れる、ということはその人の総合的な魅力とは一致しない。一瞬ですごいと思わせて、さらにどこか情報的なすごさ、「ほらすごいでしょ」と友達にスマホで見せられて、ちょっと情報を足すくらいで、伝わるすごさを持っていないといけない。

この点、僕は井上さんはもちろん、五百城さん、一ノ瀬さん、(メンタル的にはグループ向きだけど)富里さん、それに小川さん、みんなピンでタレントで売れたと思っている。ビジュアルあり、能力あり、そして悪い癖が目立たないので万人受けする。特に五百城さんと一ノ瀬さんはとんでもないと思っている。松村さんとか真夏さんをより汎用的にしたような。ということは山下さん、もっと言えば長濱ねるさん辺りのような逸材というか。

そこにさらに、割と早く一芸が伝わり、そのあとで内面の良さや面白さが伝わるメンバーがゴロゴロいる。この辺りのメンバーも、五人くらいの少人数グループでも見つかっていると思う。

逆の言い方をすると、坂道グループの大人数の構図だから売れているメンバーは少ない。たとえば日向坂なら今、平尾さんや宮地さんが伸びているけれども、乃木坂5期で、知れば知るほど人気が出るという枠で見事にハマったのは川崎さんだけだと思う(川崎さんの一芸はフィギュアスケートだけれども、川崎さんのファンは彼女がフィギュアスケートが得意だから推しているわけではないだろう)。本当は菅原さんもこの売り方にした方が良かった。いま、初期より内面などがずっと魅力的になったのに、最初にビジュアルだけで推した人たちが勝手にがっかりして、かわいそうなことになっている。菅原さんについては、僕が初めて書いた記事で「菅原さんについてはどうもすでに人気が出ているらしい。個人的には、ほぼフラフープだけで判断するのはあれだけれども、まだアイドルらしい魂が完成していない素人らしい感じがして、むしろ原石タイプなのかなと。ファンの期待のタイミングが早すぎると、チャンスを与えても掴みきれず、必要なときにチャンスがこないということにもなりそうなので、運営さんの技量が試されるなと思ったり」と書いた。運営というより、ファンが勝手に期待したのが悪い。


櫻坂3期生は逆に、というとあれだけれども、それほどピンで売るのが自然と思えるひとはいない。それこそ一瞬で印象に残り、ダンスができて、トークもできる、谷口さんくらいだろうか。そこは運営も、櫻坂ファンはコアなファンが多いというところに懸けたのかも知れない。知れば知るほど魅力的な、スペック高めメンバーが多い。そもそも谷口さんが勉強もできるのが、あのキャラクターとして今までになく面白いのだけれども、さらにオールラウンダーは村井さんだけでなく、中嶋さんもお得感が強く(ルックス・知性・コメディセンス、そしてダンスもけっこう上手い)、小島さんや的野さんも万能系。櫻坂とその前身の欅坂にはカルト的な人気があり、カルト的な人気にはどこか知性が漂うものだけれども、その意味で、ダンスの櫻坂と言われるグループにダンス+能力、とりわけ知的なメンバーが集まっているのは納得もいくし、今後の強みでもある。

正直に言うと、櫻坂3期が外向けに一発で爆発する予感はない。ダンスが上手いメンバーが多く、個人的には村山さんが一番ルックスとダンスだけで言えば目を引くと思うけれども、彼女は代表者にするには事故りそうでもある。平手さんのような当たり方は起こらないと思う。でもクリエイターの意図の理解度が高そうなメンバーが多いので、団体芸でここからすごいところを目指せそうでもある。個人的にはダンスで採っていないメンバー、とりわけ遠藤理子さんを入れたことの意味が良い方に出たとき、他を上回って伸びていくのかなと思ったりしている。


カリスマの集合の乃木坂5期生と、ダンスが(基本的には素人を集めるという前提の)坂道離れしている櫻坂3期生を見て劣等感を覚えざるを得ない日向坂4期。たしかに説明の言葉が一瞬で出しにくい期ではある。とはいえ正源司・藤嶌の2トップは、全く別のタイプなのにどちらもセンター感の強い素晴らしい組み合わせで、そこに渡辺さんもいるから将来性は抜群。個人的には、やや性格に癖ありではあるけれども、やはり初期の運営と同意見で、清水さんも素晴らしい人材だと思う。ルックス・ダンス・運動神経、それにキャプテンシーもちゃんとある。乃木坂でも映え負けないし、櫻坂にいてもダンスで活躍できるレベル。この辺りを軸に据えれば集団はまとまるし、そのうえで個性の広がり方は三坂道で一番ある。みんなどこかおかしいけれども、フォローし合えている。ライブでは個性のばらけ方から生まれるエネルギーのようなもので他の坂道を圧倒していた。乃木坂のライブは安心だし、櫻坂のメンバーはディレクターの意図に従え過ぎる。振り返って、日向坂の1期こそまさに、みんな変わっている期で、それがピンチにまとまった(+小坂さんという年少の軸が定まった)結果すごいことになったので、そのよい後継者なのではと思う。イマニミテイロは歌うに相応しかったし、魂がこもっていると感じた。


ところで、イマニミテイロと隙間ってAメロ似てて驚いた。あと、制服のマネキンのサビっていまの乃木坂5期でも正確には踊れないんだなとか、自分の中で南流石さんの再評価が起こっている。そして考えないようにするに「超絶かわいい」コール入れる人は、歌詞とは違って考えないようにしても苦しくないだろうなと思った。無粋。

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メモ

日向坂がなぜ紅白に落選したのかは僕にはよく分からないけれども、こういう部分が見たいというのは少しある。

僕にとって日向坂が一番輝いていたのは、コロナ期間にそれぞれができる動画を上げていたときだった。個性があって、がむしゃらさがあった。

いま個性がないということではもちろんないのだと思う。ただ、なんだか今年は普通だったし、普通の王道のアイドルなら乃木坂がアイコンとしている。乃木坂がゴルフ企画をプロとしたあとに、櫻坂と日向坂がして、櫻坂は期が違う組み合わせて新味があったけれども、日向坂は1期同士の組み合わせで。そうではないと思う。王道の乃木坂には王道でないといけないという弱みがある(でも奥田さんに弾き語りをさせている)、日向坂はもっと自由なはずなのになんか雑草の強みをあまり感じない。普通に誰にでも面白いゲームで遊んだりしてる。

なにかvlogとかと違う自主制作の動画でも作ってほしい。ヘンテコでも自己表現をしてほしい。


ところで、新参者の櫻坂の小田倉さんの桜月がめっちゃ良かった。めっちゃ良かった。

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