おっきいのはいいことだ

ふと考えこんでいるのは、重音テトがSEGAのゲームに登場すると聞いて、みんな大喜びしたり、大きな目標を達成したかのように言っている姿を見たからで。まあ、僕自身は根っからの反骨心の塊なので、乗っかって喜びはしなかったのですが、そこに発見はあったという感じです。

前から少し考えてたのは、テレビに対してネットが出てきて、テレビつまんないから代替コンテンツをネットで楽しむっていう時代になるかってことだったんですね。だから、UTAUがNHKラジオで流れた、とかで大騒ぎしてるときにも、あれ、君たちにとってNHKってそんなに権威的な価値があるの? そんな大事なら、ネットなんかせずにNHKが流す番組楽しめばいいのにって思ってました。ちなみに僕はNHK大好きです。BS2が無くなってものすごく残念がってる人間の一人です。囲碁・将棋ジャーナルが隔週のうえに縮小になったのは泣けてきますが、世界ふれあい町歩きがある限りは付いていきます。

まあそれで、今回のがあったときに、ゲームになったこととか、SEGAが出したことにこれだけ大騒ぎするのを見て、あれ、ニコ動って遊び場はそれ以上の魅力を持ってるんじゃないの? ってまた疑問に思いました。そんな卑下することないのにって。
僕にとってUTAUっていうのはボカロに追いついた、とかでどうこう騒ぐものじゃなくて、そうやって騒ぐことこそむしろ、ボカロ代替を意識してるってことなんじゃないかって思うんですね。やっとミクの仲間になれた、とか。

それで改めてマスメディアとネットとか、メジャーとインディーズみたいなのについて考えていて、僕はマスメディアがつまらないならネットで楽しめばいい、っていう感じで代替的なものにいずれはなると思ってました。実際、マスメディアの方は、広告料が減っていることもあって、そういう危機感を抱いてる面もあると思います。
でも、実際にこうしてネット初ゲーム進出、みたいな流れで大喜びするっていうのは、マスメディアの代替としてではなくて、更新というか書き換えというか、自分たちの面白いマスメディアになれっていう願望だと思うんですね。ということは、思った以上にマスメディアへの期待というか、見上げる感覚は健在であるという。

まあ、僕がその構造を今一つ好きになれないのは、つまらないマスメディアを変えようとした人が、自分の望むものがマスになると今度は、居座ってつまらなくしてしまう側に回るんじゃないかっていう危惧があるからで、自分自身を見つめても、絶対そうならないという自信はないからだったりします。

が、それは置いておくとしてやっぱりマスメディアが重要なのって、同時にたくさんの人が受容するっていう基本的性質だと思うんですね。流行してるから、それがより魅力を持ち、さらに流行する、みたいな。日本代表のサッカーでも、人気があるから視聴率が高いわけですが、同時に視聴率が高いからみんな見るという側面がある。ニコ動でも、人気なうp主が動画をあげれば、その人気が動画を楽しいものにするわけです。ときにその量の側面が、質の側面を上回ってしまうことがあって、そうすると質の低いものをみんなで見るっていうことにもなり、僕はそうした傾向からは距離を置きたいのですが、逆に言えばそれくらい、この量の側面は大きな価値を持っているわけです。

とすると、繰り返しになりますけど、マスメディアってのはそうそうネットによって代替されるものじゃないんだなって。まあテトはUTAUの中では断然人気があるので、もともとテトが好きな層と、人気があるものを好きになる層は遠くないとも思うのですが、それでもUTAUっていう、ボカロに比べたら人気がないものを好きな人でも、そういうマスに飛び出していくことが嬉しいわけだから、ネットはしばらくは小規模実験場みたいな感じなのかな、と思いました。目標がマスメディアかよ! ってdisりたかったんですが、それはdisにならず、その通りだよ、っていう状況なんですね。ならおめでとうって。皮肉じゃなくそう思いました。

2011.10.11 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

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tieckP(ティークピー)

Author:tieckP(ティークピー)

だいたいどこでも曲を作って、自作曲には詞も書いてましたが、文章を読み書きするのが特技で、最近は欅坂46さんのブログや番組についてメモをとる日々です。乃木坂さんはずっと深川さん推しです。 twitterのアカウントも@tieckP。メールアドレスもtieckP+gmail.com(+の代わりに@で)です。お気軽に連絡どうぞ。

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