欅坂メモ106 カウントダウンライブ4 渋谷川

欅坂のフォーク・デュオ「ゆいちゃんず」の曲。二人以外にも歌が上手い子はいると思うけど、お見立て会から歌を売りにやってきたし、何度かの舞台でも臆せずにパフォーマンスしてきたから、カップリング曲をもらうのも納得する。
-もし、誰か歌自慢が居たら、この二人と組めそうな楽器をやってバンド形式にするのもよいと思う。前も書いたけど、ベースを練習してみたら良いんじゃないかな。

衣装を揃えたのもいいし、ギター・ストラップが同じものなのも好き。ギター自体は小林さんのはいつもの私物で、今泉さんもやっぱり買ったのかな? これも前書いたけど、小林さんがLumberで、今泉さんがJames。客席で赤二本のサイリウムを振ってる人がいて、たんにライブ中ずっとその色みたいなんだけど、ゆいちゃんずは二人ともギターが赤だと小林さんが言及してたので、この色が合ってたような気もする。

ギターはあて振り。一応、コードチェンジはしていたし、二人で一致しているところも多いので、鳴らしても問題ないコードの練習をしてるとは思う(わりと違う部分があるのは、二人合わせたときに少し複雑なコードになるような組合わせにしてるのかも)。演奏の癖(たとえば使わない左手小指に力が入りすぎてる)みたいなのについては、きっと指導者の方が必要なら直してくれると思う。

曲と詞は、狙いがはっきりしていて、そこに全要素が一致していて、別にフォークやカントリーが特別好きではないけど、完成度からお気に入りになってしまった。いずれギターが上手くなればソロプレイもできるような細かいフレーズも入れてあるし、他の楽器もさりげなく、しかし細かく入ってる。詞も、秋元さんは手を抜くときは「渋谷川」を題材にしたことに満足してほかを雑に埋めることもあるんだけど、渋谷川の地味ながら永遠の流れと、友人に近い恋愛感情をうまく重ね合わせてふんだんに比喩を用いてる。職人だなーと思った。

ボーカルは、まだ上手くなれるし、曲頭で声が出るまでに時間がかかったりはしてるけど、少なくともアイドルライブに生歌で登場する分には通用すると思う。二人の声質が違うのがすごく良くて、スピーカーがたいていツーウェイできてるみたいに、うまくお互いの癖を補い合ってる。
-今泉さんは、なかなかいないくらいに癖のない声をしていて、音程も安定して上手い。大抵のひとの声とはぶつかることがないし、欅坂さんの仮歌やハモりパートを任せても良いと思うくらい。テクノポップ系の音作りにはすごくハマると思う。ただ、逆に言うと個性が出にくくて、オケや他のボーカルに埋もれやすい。たとえばサイマジョでも今泉さんの声は、「鈴本さんじゃない方」として聞き取る方が簡単になってる。
-これを上手く補うのが小林さんの声で、パンチが効いていて、荒れていて、良くも悪くも人間味がある。地声とファルセットも、今泉さんはミックスで器用につなげるけど小林さんは分かれてるタイプ(ファルセット自体はきれい)。小林さんは、「しまい込んで~」のところではやわらかく発声できてるからハモりもいけるけど、基本的にはお腹から力強く出す声に、他の人(特にアイドル)にまねできない魅力がある。ただ、小声が苦手だったりして雑さも出るんだけど、そこが今泉さんの滑らかさで中和される。はっきり声質が違うので今泉さん自体の声も聞き取れる。
-その意味でこの「渋谷川」っていう曲は、二人がユニゾンのところ、ソロでずらして歌うところ、ハモるところを組み合わせて、その声を聞かせるお試し曲のような構成にもなっている。どの組合わせ方でも成功していて、この先も組ませるべき相性の良さだと思う。とくにハモりパートは小林さんの低音の太さと今泉さんの軽やかさが両方生きてる。個人的には、メインパートは小林さんが歌って今泉さんが上ハモりという組合わせが音楽的にきれいだと思う。

2016.03.22 | Comments(0) | Trackback(0) | 乃木坂・欅坂

コメント

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »

FC2Ad

プロフィール

tieckP(ティークピー)

Author:tieckP(ティークピー)

だいたいどこでも曲を作って、自作曲には詞も書いてましたが、文章を読み書きするのが特技で、最近は欅坂46さんのブログや番組についてメモをとる日々です。乃木坂さんはずっと深川さん推しです。 twitterのアカウントも@tieckP。メールアドレスもtieckP+gmail.com(+の代わりに@で)です。お気軽に連絡どうぞ。

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索