欅坂メモ134 個人PV TYPE-B

今泉さんのも小林さんと同じで、今泉さんらしい尖ったり乱れたりした感じとよく合っている。1stだから初めて今泉さんを知るようなひとも多くて、それに対する自己紹介的な役割も果たしている。一方で、何だこれ、もっとアイドルっぽいほうが似合うし、そういうのが欲しいっていうひとも、今泉さんファンには相当数いると思う。個人的にはモード感強すぎるとは思うけど、意図は理解できるので、監督さんはいい仕事したと考えてる。

上村さんのは、小林さんと似た路線かと思ったけど、ちょっと上村さんの素材を生かし切れてない。椅子や背景の本を映してるだけのカットが多くて、なんでこの映像見てるんだろ、顔映してくれないかな、って思えたり。作者とか物語の謎を探るクイズでもあり、特に最後の「いつも支えてくれてありがとう。これからは私があなたの椅子になる」は上村さんが直接喋っていて意図を感じるけど、解く意欲が湧きづらい。Inna Ricefieldはつまり両方「稲」で、「稲作」くらいのダジャレだろうか? いっそ米さん作ならよかった。フランス語と日本語はけっこうずらしてある、それ自体は意訳としてあり。
- ナレーションは、つねに笑いながら喋ってるように聞こえてしまうし、教科書を読むようで、très chic(とってもシック)な音楽や映像と合っていない。もちろんそうしたミスマッチも全部「狙いだ」と言えばそうだけど、あんまり好かない。字幕の引用符がフランス語なのにカギ括弧「」なのもものすごくダサい。« »本式のこれか、せめて英語と同じ" "これならなあ。

尾関さんのは良かった。ナレーションが相変わらず棒読みなんだけど、そんなのはどうでもいいくらいぶっ飛んでる。ナレーションとしてでなく作中でのセリフ「うわあ」とか「カモン」「おりゃあ」「どうだ」は棒読みなのがかえって面白い。笑いが止まらない。ブランコを使ってのキックも好き。
- お総菜を落とすところの表情とかもいい。尾関さんは、指示されたままの表情でも、素人的な無表情でもない、第三の表情をすることが多いから、監督も楽しいだろうと思う。歩くコメディ製造器。
- 最後にオチを用意してるのもいいし、NG集もいい(キツネポーズがジョリティーポーズになってしまうのは欅坂愛だからしかたない)。コメディとして完成されてる。それに、現場の監督や共演者にもかわいがられてるのが伝わってきて、ファンは誇らしい気持ちになりそう。

オダナナさんの、これ賛否分かれると思う。オチに何かあると思わせて視聴者を放り投げてるし、演技がすごく上手いかっていうとそうでもない。作品としてどうかと言うと、ちょっとね。でも個人的には好きな部類。まずずっとオダナナさんが映ってるのがいい。そして演技の上手さどうこうより、織田さんらしい演技だなって思う。つまり演技をすることによってかえって素の織田さんが伝わってくる。器用とはいかなくてもいつも一生懸命。これは監督が上手いっていうより覆い隠せないオダナナ力を確認できる映像だ。
- そして、しゃっくりの仕方を褒められたエピソードを他のメディアで何度も嬉しそうに語ってるのも良い。

佐藤さんのは、特に癖はない。佐藤さんの武器は絵の上手さと足の長さで、それをちゃんと強調してる。あとふにゃふにゃした話の長さとか。
- 他の味付けは、過去の自分に向かって説明してるという設定くらいで鉄板とも言える。だから、これでいい作品になるかはそのアイドル次第。ファン向けとしてはこれでいいな、と思った。
- バレエの絵は、やっぱりドガが好きなんだなって。

志田さんのは秀逸。大仏がいなかったり、大仏をイケメンって言ったりするところで細かく笑いを入れていきつつ(個人的には視界の狭い大仏マスクのひとがおそるおそる防波堤を歩くのがすごく好き)、デート前のひとり部分ではクール(だけど内面は冷たくない)な雰囲気を撮れていて、デートのシーンはほんとに楽しそうで、ファンは仮想デートみたいに感じることもできる。
- メンバーによっては、男性とのデート設定で怒るファンを抱えてる場合もあるんだろうけど、志田さんのファンなら問題ない。さらに手を繋ぐ直前までを映像にして、実際に繋ぐところは暗示で済ますところとか配慮も為されてる。すごくデキる監督さん。
- 志田さん自身もアップが多い映像の要求によく応えてる。ここだけの話、平手さん以外にセンターで見てみたいメンバーのひとりが志田さん。どんな表情をしていても、どんな挙動も絵になる。

守屋さんも良かった。まあ、本人がよそで言ってるとおり、窓ガラスを曇らせるというアイディアが、意外に曇らなくて苦労してるけど、でもイラストが良いアクセントになっている(窓ガラスを擦る音は苦手だけど)。個人PVは作品であると同時に「紹介」であることにも価値があって、その両方を欲張ってきちんと成功してる。本人が美人顔でずっと映していて絵が持つというのもある。
- 守屋さんの喋り方は、もっと明るく通るようになって欲しいっていう他のひとと比較したときの思いと、素朴でいいなっていう守屋さんのモノローグを聞いてるときの思いが両方ある。一般受けするには、考えないといけないのかもしれないけど。
- 欅って書ける。
- 守屋さんが国語を好きなのは分かる。ふだんのブログも文章をひねり出してる感じじゃなくて、自然に文章のバランスが整ってる。ときどき係り結びは怪しいから、文法に忠実っていうわけではないけど、擬音語とかいろんな幅を追究していて、国語が得意なひとらしい感性をうかがわせる。。

2016.04.07 | Comments(0) | Trackback(0) | 乃木坂・欅坂

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だいたいどこでも曲を作って、自作曲には詞も書いてましたが、文章を読み書きするのが特技で、最近は欅坂46さんのブログや番組についてメモをとる日々です。乃木坂さんはずっと深川さん推しです。 twitterのアカウントも@tieckP。メールアドレスもtieckP+gmail.com(+の代わりに@で)です。お気軽に連絡どうぞ。

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