欅坂メモ244 2ndシングル選抜発表後のブログ_たぶん1

選抜発表後のブログは姿勢を正して読む、と前回も書いたんだけど、今回もほんとうに心のこもった真摯なブログが多くて、そうして自分の気持ちや言葉と向き合ったひとを尊敬するし、応援したくなる。

佐藤さんの「自分の性格上、焦りすぎると空回りする」っていうのは冷静な分析で、さすがは年長メンバーだと思う。悔しさから生まれるエネルギーは強くても不安定だから、1stシングル中の佐藤さんはそれとうまく付き合って、安定したプラスの力に変えるやりかたを探してるのが伝わってきた。有言実行だと思う。

菅井さんについては、前回あまりに完璧でほとんど何も書けなくて、今回もほんとは書けそうにない。たんに考えが立派なだけではなくて、相反する感情を言葉として整理することで、自分に嘘をつかずにしっかり前向きな気持ちに整えている。こういう表現のために使われる言葉は幸せだと思う。
- 「色々な思いを巡らせて1日考えました。」っていうところが、時間が気持ちの解決に繋がったんだなと感じられてとてもリアルだし、菅井さんの感情を追体験しやすい(もちろん誰にも追体験できないほどの苦しさだったと思うけど)。結論だけじゃなくて、心が動く過程を描くのってすごく大事だなと思う。
- ねるさんとの写真、光に包まれてわずかに映る、ねるさんの頭に置かれた手のひらがきわめて美しい。祭壇画のように神秘的。

小林さんは、ショックに対して心も頭もすごく誠実に向き合ったんだと思える、小林さんらしいブログで、読んでいてすごく腑に落ちた。1番強く感じるのが、頭の良さと心の情動のズレで、小林さんはふだん大人びていたり、ブログも客観的に面白いものを書いたりと、状況を冷静に把握するのが抜群に上手いひとなんだけど、それでもやっぱり16歳らしい欲だったり、自分が1番だと思いたい気持ちは心に備えてもいて(実際に魅力も才能もある子だから当然のこと)、大人が子供を説得したとき、理屈は分かってもうんと言えない子供のような頑固さで心が頭に抗議して、ひとりの身体の中で闘ってると思う。その葛藤をありのまましっかり言葉にして書き出したこのブログはすごく貴重なものだし、本音をしっかり書き切ったから、「今はまだ前向きに進もうとしている途中です」とあるけど本人のなかで一区切りになりそう。そして、そういう本音を書きながら、読んだひとがひとりとして反感を抱かず、共感できる文章になっているのが、小林さんの豊かな才能のひとつ、文才だと思う。
- ねるさんについては、小林さんは今回だけではなくて機会があるごとにそのスーパーなアンダーとしての役割に感謝するブログを書いてる。だから「自分のことのように嬉しいです」っていうのは偽りない気持ちだと思うし、いつも一緒にいる間柄ではなくても、ねるさんもそれを信じられると思う。同じ2列目で活躍するのが楽しみ。

尾関さんは「自分の役割を果たさなきゃ果たさなきゃっていつも思っているだけで結果何も残すことが出来ませんでした」っていう目をそむけたいくらい鋭い言葉を、逃げずにつづっていて、勇気と根性があるなと思う。「3列目に持ち帰って」って言葉は、自分がまだ2列目には力不足だとどこかでずっと感じてたのを思わせて、でも逆にそう思っているなら、次こそは2列目に相応しい力を蓄えて堂々と前に立つっていう目標もしっかり見据えられるはず。
- 自分のポジションを継いだねるさんについて書けるのも、ほんとに優しさと意志の強さを感じる。ねるさんのことが好きでも、自分が落ちたっていう現実を再確認しないといけない出来事からは目を逸らしたくなってもおかしくないのに、誰よりも長いくらいねるさんを応援する言葉を書いている。やっぱり尾関さんは欅坂の魂のような存在だと思う。ちょっと抜けてたりするところもね。
- 鳥居坂の標識と一緒に撮った写真、いままでの尾関さんの写真のなかでも最高の1枚。ほんとうにファンにとってこの笑顔はかけがえないプレゼントだし、応援する見返りに期待してるのも序列とかではなく、この笑顔を見せてもらえることだと思う。

上村さんのブログは、短いブログにしようとすれば「握手会の余韻」と「選抜発表」は切り離せるけど、あえて一緒に書くことで、ファンのひとが近い距離感で読めるような雰囲気を作れている。握手会に来てくれるような近しいファンに率直な気持ちを述べる、っていうフォーマットになってから選抜発表を語り始めるので、悔しさを書いても柔らかく感じる。「応援してくれる人がいるから…生きようって思います」っていう部分は少しびっくりするけど、それくらいアイドル活動は大変なんだろう。全体にすごく一生懸命さと等身大さが伝わってきて、とてもアイドルらしいと思う。

文章が短い組のなかで、原田さんは少し意味合いが違う。言葉にまとまらないから「もういいや」って諦めてしまったわけではなくて、きっと言葉にすればするほど自分のなかの割り切れなさが出てきて、どこまでも悔しさやつらさを書けてしまうはず。それくらい言葉は達者なので。たぶん親御さんだったりにそういう気持ちはぶつけたうえで、いつまでも言っていても仕方がないし、そうした気持ちをファンのひとに見せても心配をかけてしまうだけだ、と切り替えたのだと思う。あえて前向きな言葉だけを書こう、前向きな言葉を書いてそういう考えを持ってる自分を信じよう、という決意をして書いたのがこのさっぱりしたブログで、だからこそ題名の「よし!」になる。いつもは長い題名を、たった3文字にしたこの思い切りに、このブログを書くまでの悩みと、悩んだことでの大きな成長が表れている。

ベリサさんが流した涙が不安の表れなのは、インタビューなどを見ていても理解できた。1stのとき素朴にもっと上位の立ち位置が良いと悔しがってたのとは全然状況が違う。漠然と高ければ嬉しいと思ってた「評価」が活動をするうちに具体的な○○の能力として見えてきて、そうするといまの自分がその期待に応えられるかも現実的に分かってくる。ベリサさんは盲目なタイプではないから、そうした状況を乗り越えてるメンバーがいかにすごいかも理解しているし、自分ならどうだろうと怖くなるのも当然だと思う。
- ただ、そんなベリサさんを1列目に置くのだから運営にも考えがあるのだろう。普通の子からフロントらしい子への成長過程を見せられるアイドルっていう期待かもしれない。今回のコメント1つとっても、1stのときよりずっと立派で、派手ではないけど堅実な成長力がある。
- 誤解されやすさとかを率直に書いていて、全体に決して器用な文ではないんだけど、ファンが応援したくなる、理解者になろうと頑張る気になる内容だと思う。誤解されやすいっていうことは言葉にするのが苦手なのもあると思うんだけど、でも苦手な文章でも真剣に書いたら、その真剣さ自体は読み手に伝わって、響くんだなと思った。

2016.06.28 | Comments(0) | Trackback(0) | 乃木坂・欅坂

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Author:tieckP(ティークピー)

だいたいどこでも曲を作って、自作曲には詞も書いてましたが、文章を読み書きするのが特技で、最近は欅坂46さんのブログや番組についてメモをとる日々です。乃木坂さんはずっと深川さん推しです。 twitterのアカウントも@tieckP。メールアドレスもtieckP+gmail.com(+の代わりに@で)です。お気軽に連絡どうぞ。

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