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メモ

今回のハロウィーン衣装の騒動について少しだけ書いておこうと思う。

個人的には、この件について実際的な部分と根本的な部分を混同して批評する意見は、欺瞞に思える。つまり、宗教や人権団体がアートや表現の自由を規制することについて文句を言うことは、欅坂の失態をかばうことにはならないということだ。

それは立法と司法の関係に似ている。立法はルールを決め、司法はそのルールに乗っ取って裁く。今回の場合、今まで抗議してきた団体が動かない理由はない。なぜなら、現状のルールなら勝てると確信しているからである(秋元氏と運営が謝罪したことからそれは分かるだろう)。極東におけるナチスを想起させるアートを批判するなんて馬鹿げてる、と言ったところで、それは今後の芸術のためにはなったとしても、今回の運営・デザイナー、それらの方向性を盲目的に肯定したファンの無思慮をフォローすることにはならない。

付け加えるなら、アーティストなら今回の件について謝罪すべきでない、というのはもっと愚かな発想だ。確かにそのような規制に挑む芸術は重要であり、肯定されるべきだと思うが、それは自分たちで責任をとれるパフォーマーが、自分たちでその意味を理解して、覚悟を決めてやることである。果たして、欅坂のメンバーは「私たちは軍服において世の中との戦いを表現する意思を込めて、この服を選んだのだ。ユダヤ人の抗議や勝手に感じる心痛なんて(もちろんホロコーストもそれ以前のディアスポラの歴史も含めて知ったうえで)くそくらえだ」という立場を責任をもって遂行できるだろうか。それだけの知識をしっかり学び、必然的におこる論争で自己防衛できるだろうか。また可能だったとしても、たとえば、いずれは国連で働きたいと語る長濱ねるさんの人生をリスクにさらしても良いのだろうか。ここは大人が謝って正解だった。ユダヤ人はナチスのコスチュームについての謝罪を求めればいい。運営は戦略ミスについて謝罪すればいい。ともに謝罪には違いない。

最後に。是か非かの判断と別に、ユダヤ人がナチス問題についてこだわるのには、歴史的・宗教的な理由がある。それを簡単に(しかも一部分だけを見て)日本人の心情から共感したり拒絶しないほうが良い。少しでも深めるべきは理解である。




追記:
イスラエル大使館はさすがにメンバーを見逃してはくれなかったか…。どうぞ欅坂さんはイスラエル「に」詳しいだけでなく、イスラエル「も」詳しいアイドルになりますように。

2016.11.03 | Comments(0) | Trackback(0) | 乃木坂・欅坂

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プロフィール

tieckP(ティークピー)

Author:tieckP(ティークピー)

だいたいどこでも曲を作って、自作曲には詞も書いてましたが、文章を読み書きするのが特技で、最近は欅坂46さんのブログや番組についてメモをとる日々です。乃木坂さんはずっと深川さん推しです。 twitterのアカウントも@tieckP。メールアドレスもtieckP+gmail.com(+の代わりに@で)です。お気軽に連絡どうぞ。

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