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趣味_007シリーズ感想

Amazon Primeで007をちまちまと見続けていて、途中で「もうすぐ公開終了」となったときは焦ったけど、ようやく全作見終わった。ボンド俳優や監督次第でずいぶん作風が変化して、共通するのは世界各地の風景が見られることくらい。予算が掛かっているシリーズなのでアクションは派手で、ときにはそれ以外の見所はないなんて作品もあったりするけど、バカ映画っぽいノリとシリアスなものとが混淆してるから同じ原作シリーズでもこうも変わるのかっていう面白さはあるし、長期シリーズだから映画自体の技術や流行の変遷も辿れるのは良かった。

ショーン・コネリー期はどの作品も、いかにも元祖ボンド映画っていう感じの型に沿っていって面白い。型を守ってるから、そんなに心臓に悪くないというか、つねに緊迫感を持ってみなくてもいいのが、お金を払ってる映画館と違ってだらだら見られる動画サービス向け。まとめて見ると敵役プロフェルドにだんだん飽きてくるので、3作くらい見れば十分かもしれない。
1作目は映画という感じの完成度でもないので、2~4作目が安心して薦められる。「007は二度死ぬ」はむかしの日本を見られる貴重な作品なので見ておきたい。番外編あつかいの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」も、1度限りの復帰作というそのままの作品で悪くはない。

レーゼンビーの「女王陛下の007」は名作だと思う。レーゼンビーだから名作というより、映画として完成度が高い。型破りな結末も含めて、1作だけの特別編と思って見ておく価値はあるんだろうと思う。

ロジャー・ムーア期はもっともウィットに富んでいる。外国映画の知的なおバカさと表現したらいいんだろうか。コネリーで「型」ができているし、ムーアはボンドを始めたのが遅いから、遊べる大人の余裕がある。いちばん、ただのアクション映画ではなくボンド映画という了解のもとに成立してるのがムーア期だから、ボンド映画といえばムーアと考えて正しいと思う。
日本では人気が無いようだけどペッパー保安官の存在感が素晴らしく、再登場の「007 黄金銃を持つ男」のカーチェイスシーンはシリーズ全体でももっとも笑える。一般受けするしっかりした完成度の「私を愛したスパイ」と両方見ておけば楽しさへの感度が上がりそう。人気ないけど「ユア・アイズ・オンリー」や「美しき獲物たち」も好き。

ティモシー・ダルトン期は2作品、タフだけど根っこのところがウォームなところがクレイグ期と違ってけっこう好き。もっと撮っても良い俳優だったと思う。正統派の「リビング・デイライツ」と国のために働かない異色作「消されたライセンス」、どちらも見る価値はあるけど、アフガニスタンの紛争風景が印象的な前者で。

ピアース・ブロスナン期は、もう007じゃなくて良いんじゃないかなっていう雰囲気が漂っている。じゃあ一般のアクション映画と比べて何がメリットかというと、それなりの興行収入が約束されているからアクションが派手にできることで、デメリットはお約束を楽しんでではなくしぶしぶやってる感じがだんだん出てくるところ。なかではおバカアクションして町のなかを走り回る「トゥモロー・ネバー・ダイ」が一番おもしろかったかな。「ダイ・アナザー・デイ」のアイスランド風景は見て損はない美しさ。

ダニエル・クレイグ期はハードボイルドで派手なアクションが多いけど、基本的に登場人物がバカ(おバカ映画の笑えるおバカではなくて、凄腕スパイや犯罪者とは思えないくらい行動が理に適っていない)で、物語を作るのが下手だと思う。技術に溺れてるのかもしれない。なかで「スカイフォール」は評判が良いだけあってかなり説得力ある作品。特に敵役が、ムーア期の「黄金銃を持つ男」以来の魅力を放っている。これさえ見ておけば十分。

『カジノロワイヤル』1967年版は、ボンド映画をそれなりの本数見てからだと、こんなにもパロディとシュールさを高レベルで、理解度の高い俳優と共に徹底した作品はほかにないのではないかと感動する。初心者には薦めないけど、最終的には一番好きな作品。「内容はともかく音楽は良いよね」とか「俳優は豪華だよね」とか無理に分かろうとする感想もあるけど、明らかに「内容が良い」。

もし10本で全部知った気になりたいなら
コネリー期:
「007ロシアより愛を込めて」
「007 サンダーボール作戦」
「007は二度死ぬ」
レーゼンビー期:
「女王陛下の007」
ムーア期:
「007 黄金銃を持つ男」
「私を愛したスパイ」
ダルトン期:
「リビング・デイライツ」
ブロスナン期:
「「トゥモロー・ネバー・ダイ」
クレイグ期:
「スカイフォール」
その他:
「007 カジノ・ロワイヤル(1967)」
これでだいたいよいと思う。「黄金銃」と「カジノ・ロワイヤル」は最高のバカ映画だけど、一般の評価は低いので、ほかの作品に置き換えたほうが人生無駄にしなくて良いかもしれない。

2016.12.04 | Comments(0) | Trackback(0) | その他

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Author:tieckP(ティークピー)

だいたいどこでも曲を作って、自作曲には詞も書いてましたが、文章を読み書きするのが特技で、最近は欅坂46さんのブログや番組についてメモをとる日々です。乃木坂さんはずっと深川さん推しです。 twitterのアカウントも@tieckP。メールアドレスもtieckP+gmail.com(+の代わりに@で)です。お気軽に連絡どうぞ。

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