欅坂メモ444

菅井さんの公演振り返りブログは、いつもながら達成感も具体的な描写も、気配りも感謝も謙虚さも全てが完璧なバランスで述べられていて、ほんとうに感心してしまう。器用なひとなら一度や二度はこうしたブログが書けるかもしれないけど、これだけいつも、時間をあまりおかずに理想的な振り返りブログを書けるのは、ほんとうにここで述べられているような、ひととしてこうありたい理想的な感想を抱く能力を持っていて、それをただ書き下ろしているのだと思う。

オダナナさんとか佐々木久さんは、視野が広く、熱狂で眼を曇らせないひとなんだろうなと思う。個人的には、こうした引いて考えて悩んでしまうひと、その悩みに向き合うひとのほうに魅力を感じる。もちろん、熱狂と勢いが成功を生むことはたびたびあるけど、そういう部分は熱狂的なファンが応援してくれるから、自分は、ちょっとノり切れないときにその部分を偽らず誠実に吐露してくれるひとの魅力をより応援したい。オダナナさんのブログは、以前の尾関さんのブログともちょっと似ている。


おそらくメンバーさんでも自分たちの実力と、ファンが自慢する「欅坂のパフォーマンス」にはまだ乖離があること、その乖離はこれまでのMVや雑誌の記事で作り上げた「凄い」という印象・ムードとか、ライブの演出や振り付けによって、ある種の魔法のようにして埋められていることに気付いているひとはいる。特に、アイドルに詳しくてほかのアイドルさんの実力をよく知ってるひとほどそうかもしれない。たとえばNMBやSKE、ハロプロやイーガやリトグリや韓流アイドルと比べてどうなのだろう、とか考えると、それらを尊敬してるメンバーや、冷静な判断ができるメンバーほど、自分たちがパフォーマンスが良いと言われること、あるいは良いと自負して振舞うことに、なにか後ろめたさや焦り、いつ手のひらを返されるか分からない怖さのようなものを感じるかもしれない。この状況で迷うなと言っても無理な話だし、迷わないほうがひととして心配だと思う。
― 欅坂が凄いというムードを作ってるのは、ソニーさんの周到な戦略と技術の投入を除けば、当人たちの人間的魅力が業界関係者やファンに与える「この子たちに売れて欲しい」という心理だと思っていて、まだ駆け出しなグループがいま他のグループに勝っている長所は、この人間的魅力だと思う。その意味で自分は、MVだったり雑誌の記事だったりという、ムードや技術で補正された部分より、手作り感のあるブログで見える部分に特に欅坂さんの魅力を探していたい。それが自分にとって1番、誠実に欅坂さんを褒められる方法に思える。


潮さんと高本さんは、主観的な感動とその客観的な根拠をうまく書いてるなと思う。いま書いたような魔法的な素晴らしさはライブ会場の興奮を離れるとあやふやなものになるけど、感動した事実は、その客観的な説明とともに、あとからでも真実味と普遍性をもって表現できる。ペンライトに囲まれたときの喜びは、漢字欅さんが以前によく書いていたのも思い出す。佐々木美さんもいつものブログからしたら、いろいろ具体的な説明が多くて、感動を伝えようと言葉を総動員した感じが伝わる。

「まかしーふぃー(原型とどめてない)」は好きだし、締めの「まなまかしーより」も「ふぃー」で足りない部分を補った感じで好き。

佐々木久さんの言う「なっちょ病のなっちょ」の「なっちょ病」ってなんだろう。

齋藤さんのダンス押しは、気持ちはよく分かる。個人的には、ダンスはアイドルが魅力を発揮するための選択肢のひとつに過ぎないと思っていて、ダンスが売りなメンバーのダンスはとても好きだけど、それは趣味に没頭するひとの解放感や熱意に惚れる部分が大きいから、全員がダンスに集中する分ほかのことに時間が割けなくなるならプラスだけではないと思うけど、でも最低限のレベルを設定するのは大事かもしれないし、それが欅坂の売り方として役に立ったとも思う。現実的には、MVで補正が利かないほど下手だったり、ライブ番組で全体が揃うべきいくつかのシーンくらいは揃わないとやっぱり困るはず。それから、ダンスエリートではない分、個々の上手さとは別のシンクロにこだわるのも良い手だと思う。もちろん、集団として魅力的であるためにこそ、均質化された集団ではなく、ときには個性的でバラバラな集団であってほしいなとは思うし、そんなことは齋藤さんもよく分かってるはず。ずっとバランス感を問われる大変な役回りだと思う。
― 振り返りや裏話もありがたい。こうやって基本的に他のひとのエピソードを紹介するよう心がけてきたひとが、ライブで感極まって自分の誇りにしてる部分をつい言ってしまったからって、それは責められたことではないと思う。かえっていつも自慢を抑えてたからこそ、ああいう瞬間にポロッと出てしまったんだろうな。


乃木坂3期の向井さんって緩急に自信をもった文章を書くなと思う。題名の「初めてのわたしです。」だけでもう「これは攻撃的に仕掛けていくのかな」と予感させて、最後までストレートと変化球を織り交ぜて読者の興味を引き続けてる。あとは、うまさを褒められても齋藤飛鳥さんみたいにちょっと疑っていく姿勢でいけば、きっと磨かれていきそう。

2016.12.28 | Comments(0) | Trackback(0) | 乃木坂・欅坂

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Author:tieckP(ティークピー)

だいたいどこでも曲を作って、自作曲には詞も書いてましたが、文章を読み書きするのが特技で、最近は欅坂46さんのブログや番組についてメモをとる日々です。乃木坂さんはずっと深川さん推しです。 twitterのアカウントも@tieckP。メールアドレスもtieckP+gmail.com(+の代わりに@で)です。お気軽に連絡どうぞ。

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